運動がもたらす心理的効果について

2018年05月25日 介護予防

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運動と、心理・精神面3

運動などの身体活動による心身への効果について、WHOが1996年の「第4回身体活動、
エイジングとスポーツに関する国際会議」の中で提言を行っています(1)。
心理学的、生理学的、社会学的効果に分けて、それぞれの短期的恩恵と長期的恩恵に触れています。
メンタルヘルスへの効果などは、まだ科学的な根拠が十分にあるという状況ではないようですが、
心理・精神面への効果を認めています。

【心理学的効果】
―――短期的恩恵―――
1.リラクセーションの強化
2.ストレスおよび不安の低減
3.気分の強化
―――長期的恩恵―――
1.一般的安寧の獲得
2.メンタルヘルスの改善
3.認知機能の改善
4.運動の制御とパフォーマンスの向上
5.技能の獲得

【生理学的効果】
―――短期的恩恵―――
1.血中のグルコース利用の上昇
2.カテコールアミン(アドレナリン,ノルアドレナリン)の分泌
3.睡眠の量および質の強化
―――長期的恩恵―――
1.心臓血管系機能(有酸素性持久力)の改善
2.筋力の強化
3.柔軟性の維持・増強
4.バランス,協応力の維持・増強
5.動作速度の維持

【社会学的効果】
―――急性(短期的)効果―――
1.高齢者の権限の強化
2.社会的統合の強化
―――慢性(長期的)効果―――
1.社会とのかかわりの強化
2.新しい親交の形成
3.社会的ネットワークの拡大
4.役割の維持と新しい役割の獲得
5.世代間活動の強化

1)Chodzko-Zajkom W.J.: The World Health Organization Guidelines for promoting physical activity
among older persons. Journal of Aging and Physical Activity. 5:1-8.1997.



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