心身並行論

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心身並行論

今年の夏、何回「暑い!」を口にしましたか?
7月のゴルフ場で、私の同伴の中年男性は、
4時間のラウンド中に27回も「暑い・・・」とつぶやいていました。 
「心と体は独立した2つの存在である」と言う命題は、
16世紀フランスの哲学者デカルトの心身二元論dualismとして知られています。
それを否定して、「心と体は、相互に作用し合う一つの存在である。」というのが
17世紀オランダの哲学者スピノザの心身並行論parallelismです。
20世紀になって、アメリカの著名な脳科学者A.ダマシオは、デカルトが間違っており、
スピノザが正しかったという結論を出しました。 
「暑い暑い」と口にすると、心から体に指令が出て、体は実際以上に体温を上げようとします。
これが心理学でいう自己暗示です。同じく「不景気だ、不景気だ」と言ったり、
「金がない、金がない」というのも、現状を悪化させる口癖です。
現状がどれだけ暑く、不景気でも、それを追認するのではなく、
否認し、涼しい秋と、好景気の社会の姿のみについて話すことが、快適で繁栄した未来に繋がるというのが、
心身並行論の核心です。

【参考文献】
(1)Spinoza B., 1663, Renati Des Cartes Principiorum philosophiae
(2)Spinoza B.,1667, Ethica ordine geometrico demonstrata
(3)Damasio A.,1994, Descartes' Error
(4)Damasio A.,2003, Spainza avait raison


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