高齢者のうつ病患の治療効果をあげた運動療法

2018年05月25日 介護予防

undoutoutubyou

運動とうつ病

「運動」がうつ病の治療に役立つことが分かってきています。
「うつ病」の治療は休養と薬物療法とが基本ですが、
薬物療法は時として副作用のため十分な使用の難しいことがあります。
特に高齢者では色々な病気を持っていることも多いため、
十分効果のある量まで薬物を増やすことのできないことが多いのです。

高齢者のうつ病患者での運動トレーニングの効果について、Blumenthalらは(1)、
運動療法が薬物療法に匹敵する治療効果を上げたことを報告しています。
この報告では、有酸素運動の効果を抗うつ薬などの治療と比較するために、16週間かけて比較をしました。
50歳以上のうつ病の男女156名がランダムに、有酸素運動のグループ、抗うつ薬のグループ、
運動と薬物療法の両方を受けるグループの3つに分けられました。

うつ病の程度や酸素摂取能力などを評価して、16週間の前後で比較したところ、
どのグループでもうつ病はよくなっており、
統計的な違いはなかったということです。それぞれのグループでの違いを探すと、
薬物療法のみのグループでは、
治療の初めの頃の良くなり方が最も速かったそうです。
また、運動と薬物療法の両方の治療を受けたグループでは、
うつ病の症状の軽い方が、治療の初めの頃の良くなり方が速かったそうです。

Blumenthal J.A. et al: Effects of exercise training on older patients with major depression.
Arch Intern Med. 159(19):2349-56.1999.



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